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寒い日のお風呂は要注意!

2019.01.18

寒い冬には何より気持ちいいお風呂…nico  

なのですが、寝室や居間と温度差がある冬場、浴室には大きな危険が潜んでいます。
急激な温度差によって引き起こされるヒートショックには、命にかかわる事態を

引き起こすことが考えられるからです。

 

私たちの血圧は常に一定であるわけではなく、1日のうちでも変動があります。
多くの人は朝の血圧は低めで昼にかけて上昇していき、夕方から夜には徐々に低くなっていきます。
また、夏は低く、冬は高くなるという季節変動もあります。
冬は気温が下がるので、体温を保持しようと交感神経が働いて

血管が収縮するため、血圧は上がってしまうのです。
このように絶えず変動している血圧ですが、最も危険なのが急激な温度変化です。
例えば暖かい部屋から寒い屋外に移動したとき、血圧は上昇します。
また、冷たい水に触れるだけで、20mmHg以上も血圧が上昇することがあります。
このように急激な温度変化で血圧は乱高下しますが、その血圧変動によって

起こる健康被害のことをヒートショックといいます。
室内と屋外の温度差を少なくすればヒートショックを防げるかというと、そんなことはありません。
外出しない場合でも、冬場の入浴には危険が隠れています。
暖房の効いた部屋と浴室では、かなりの温度差があります。

浴槽のお湯から出る湯気の影響をほとんど受けない脱衣所では、
さらに温度差が広がるかもしれません。部屋からいきなり脱衣所へ行き服を脱いだら

急激な温度変化が体に襲いかかります。
裸足になって、浴室の冷たい床に触れるのも危険です。

そんな血圧の急上昇によって、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞が引き起こされる場合があるのです。
高血圧や動脈硬化の心配がある人は、いっそう注意しなければなりません。

高齢者の場合は、家族など周囲の人が気をつける必要があります。
実際、1年間で約1万7000人もの人々がヒートショックに関連した入浴中急死と推計されており、

そのうち1万4000人くらいが高齢者だと考えられています。
また、入浴中の事故死は冬季に多く、全体の約5割が12月から2月にかけて発生しています。
そして、入浴中の事故死は気温に関係しているという報告もあるのですgan

 

 

では、こんなケースでヒートショックに見舞われないためにはどうしたらいいのでしょうか。
それはもちろん、居間・寝室と浴室・脱衣所の温度差をできるだけ少なくすることです。
脱衣所に小さな暖房器具を置くことが、手っ取り早い方法です。

ただし、着替えやタオルなどが散乱しがちなスペースですから、
火災に対して十分な注意が必要です。

裸足が直接脱衣所の床に触れることのないように、厚手のバスマットやじゅうたんを敷くことも効果的です。
お湯を張った浴槽のふたを外すだけでも、湯気で浴室が暖められます。

入浴前にシャワーからお湯を出しておくのも一つの方法です。
浴槽のお湯を床にまいておくのもいいでしょう。

 

せっかくの極上リラックスの場でもあるお風呂場で倒れてしまう・・

などという悲劇を起こさない為に、お風呂の前の一工夫を忘れないでくださいね!burn

 

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