足のむくみパート1
足がむくむのはなぜ? むくみのメカニズム
多くの人が悩む「むくみ」
身体の中の水分や老廃物が皮下組織に過剰に溜まることで起こると知られていますが
体内のどんな水分がなぜ溜まってしまうのかを
説明できる方は少ないのではないでしょうか。
むくみの原因となる水分は、元々は血液です。
心臓を出た血液は、動脈を通って全身の細胞へと向かいます。
血管はどんどん枝分かれして細くなり、最後は細い毛細血管になります。
この動脈側の毛細血管を通っている際に
皮下組織の組織間隙に染み出した液体がむくみの原因となる水分の元になります。
この水分は細胞に酸素や栄養を運び
細胞からは二酸化炭素や老廃物を受け取る代謝を行います。
その後は通常80~90%が静脈側の毛細血管に吸収されて、再び血液になります。
そして静脈側に吸収されなかった残りの水分は毛細リンパ管に吸収され
「リンパ液」という呼び名に変わります。
そして、何らかの理由で静脈とリンパ管で十分吸収しきれなかった水分が
むくみを起こしてしまう水分になります。
この仕組みを知っておけば、適切なむくみ改善法についても
より理解しやすくなると思います。
まずは一般的な2つの方法について
◆1. マッサージなどによるむくみ改善法……リンパに対するアプローチ
むくみのセルフケア法としてよく知られている方法です。
余分な水分をリンパ液としてリンパ管へと流します。
皮下組織の水分を集めるリンパ管は皮下に分布していて、途中でリンパ節を通過します。
リンパ節を刺激したり、皮膚をさするようなマッサージを行ったりすることで
リンパの流れがスムーズになるようにサポートします。
また、昼間でも足をなるべく高くして伸ばして座ったり
横になれる状況なら横になって同じく足を少し高くしたりして
身体に対する重力の影響を少なくするのも効果的です。
◆2. 運動によるむくみ改善法……静脈に対するアプローチ
リンパのケアも大事ですが、実際の水分移動ではそのほとんどを静脈が行っています。
静脈の血流が十分に機能していることがとても大切だということは
上記で解説した静脈とリンパの割合からもお分かりいただけるでしょう。
血液の循環がよくなれば、それに引っ張られる形でリンパの流れもよくなるのです。
そこで大事なはたらきとなるのが「筋ポンプ作用」です。
静脈やリンパ管はどちらも
それ自体の運動だけでは血液やリンパ液を移動させる働きは弱く
ほとんどの機能を受動的運動に任せています。
その受動運動に大きな影響を与えるのが筋肉の運動です。
静脈やリンパ管の内側には、逆流防止の弁が付いていて
筋肉が収縮することで圧迫を受けると
中の血液やリンパ液は一方向に移動するという仕組みになっています。
このような働きを筋ポンプ作用とか、筋ポンプ機能と呼びます。
この筋ポンプは、当然ながら筋肉を収縮させなければ働きません。
ですから、長時間座りっぱなし・立ちっぱなしの状態では機能しにくく
むくみが起こりやすくなります。
逆に言うと、適度に運動することが静脈の流れを良くしむくみの改善につながります。
この様に、軽い運動はむくみにくい身体にする為にも
必要な事なので健康な身体であれば、毎日の生活の中に
軽い運動を取り入れてみてはいかがですか?
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