ぎっくり背中って!?
「ぎっくり背中なんて聞いたことない!」という方もいるかと思います。
ぎっくり腰のようにその頻度は多いものの
「背中の痛み」としか表現されず「ぎっくり背中」という
言葉には馴染みがないのかもしれません。
ぎっくり背中とはぎっくり腰を経験した方々が
ぎっくり腰の発症と似ている背部痛として
そのように表現していたり、ただ呼びやすいために
「急な背中の痛み=ぎっくり背中」と表現していたりするからです。
◆実は頻度は多いぎっくり背中
正式名称でも医学的な用語でもないぎっくり背中ですが、その頻度は少なくはありません。
腰の上部を指して「背中が痛い」と表現する方もいらっしゃいますが
腰痛を腰椎のあるレベルまでとすると
このぎっくり背中と表現される範囲はとても広いです。
おおまかにですが、肋骨(あばら骨)のある範囲の背部が、この範囲となります。
ですから痛みのある部分が、背中の中央レベルであったり
肩甲骨のレベルであったりするわけです。
急な痛みを肩甲骨内側や背骨付近肋骨付近に生じ
体や腕を動かすたびに痛みを感じ動作が制限されたり
咳払いも恐る恐る……となるかもしれません
◆急な背中の痛み! その原因は?
1本の背骨を首の部分(頚椎)、背中の部分(胸椎)、腰の部分(腰椎)と分けてみると
背中の部分の構造は、首や腰とはだいぶ異なるものになります。
背中の部分は内臓が収まるかのような後方への
生理的なカーブがありまた肋骨があることでの安定性もあります。
その一方で、背中にある複数の筋肉や関節の機能は肩こりや腰痛に伴う筋肉の
アンバランスや姿勢の変化による影響を受けやすい面もあります。
肋骨と背骨との連結部分にも負担がかかることがあり
そうなると呼吸をするだけでズキっと痛みが走ることがあります。
ぎっくり背中と呼ばれる状態になると
筋肉の過度な緊張や筋繊維の微細断裂の可能性が懸念されます。
◆どんな時に背中がギクっと痛くなる?
ぎっくり背中というネーミングから、ぎっくり腰のように
ふとした拍子に突然襲う痛みであることが想像できると思います。
肩こり・腰痛で頚部・腰部を支える筋肉のアンバランスや機能低下
そして疲労の蓄積に起因する場合があります。
◆ぎっくり背中の危険な瞬間!
・棚の上にある荷物を取ろうと、腕を伸ばした瞬間
・久しぶりのテニスやゴルフなど、腕を使い体を捻る動作のスポーツを行う時
・深呼吸をした瞬間・デスクワーク中に床に物を落とし、座ったままそれを拾おうとした時
・服の袖に腕を通そうとした時
・くしゃみ、咳の瞬間
背中の痛みなどある時は、是非当院までご連絡ください。
少しでも皆さんがスッキリとした身体で
日常生活を送って頂けるように全力を
尽くさせて頂きます
交通事故(むちうち)やケガでお困りの方も、
「学園前整骨院」
奈良市学園北1-1-11 グリーンビレッジ・イヴビル103
0742-31-1335(予約優先制)