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楽しみなお風呂タイムですが。。

2016.12.26

日本人はお風呂好きだといわれています。
ですが、入浴中の事故で亡くなる人は年間1万4000人を超えると推定され
とくに11月から3月の寒い季節の事故が多くなっています。
年間1万4000人は交通事故による死亡者数を上回っています。
このように日本で入浴中の事故死が多い理由は、熱いお湯に
肩までつかる日本の入浴スタイルにあると指摘されていますhorse

冬の入浴シーンを考えると、短い時間に皮膚が次々と大きな温度変化にさらされることがわかります。
まず、暖かい部屋から暖房の効いていない脱衣室に入ったとしましょう。
ここで裸になれば、寒くて鳥肌が立つでしょう。さらに、暖まっていない浴室に入れば震えてしまいます。
体温を逃すまいと血管は収縮し、この時点で血圧は上昇。そして熱いお湯の中に
歯を食いしばるようにしてつかると、さらに血圧は上昇します。
やっとお湯の中に落ち着いて体が温まり出すと、今度血圧は急激に下がり始めます。
このように、裸の体を見舞う大きな温度変化は心臓や血管に強い影響を与えます。

風呂のお湯の温度は38~41℃が適温とされ、血液循環が改善されて
さまざまな健康効果をもたらします。
一方、42℃以上の熱いお湯は、血圧変動や心臓への負担が大きく、
脱水から血栓を発生しやすいなど、体にさまざまな悪影響を与えますnamida

 

熱いお湯につかると皮膚表面の血流量が大幅に増えるため、

脳や心臓などへ回るべき血流量が急激に少なくなり、
高齢で動脈硬化が進んでいる人には大変に危険な状態と言わざるを得ません。
脳への血流が少なくなってめまいやふらつき、意識がなくなるといった意識障害が起こると
浴槽内で溺れたり洗い場で転倒するなど事故の危険が高まります。
また、熱いお湯に長い時間つかっていると、発汗が進んで血液の水分が減るため血液が粘っこくなったり、
血流を妨げる血の塊(血栓)ができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞などを起こす危険があります。
日本人には「熱いお湯でないと入った気がしない」という人も多いようですが、
特に中高年や生活習慣病のある人は、熱いお湯は避けるべきでしょう。rabbit 

 

冬の入浴は特に高齢者にとっては危険と背中合わせであることを、
本人も周囲の人もよく認識しておくことが重要です。そして安全・安心な冬の入浴を楽しむために
以下のようなことに気を配ってください。

●脱衣室、浴室を暖めておく
脱衣室には暖房、浴室も暖房するか、またはお湯を張るとき高い位置からシャワーで入れる(湯気で室内が温まる)、
浴槽のふたを開けておくなどあらかじめ浴室内を暖めておきましょう。
また、高齢者は最初に入浴するより、浴室が暖まった2番目に入るということもよいでしょう。

●熱いお湯にいきなり入らない
湯温は41℃以下が適温。熱いお湯に入るときはお湯を手足からかけ始めて
肩、背中へとかけてお湯の熱さに体をなじませてから、湯船にゆっくりと
つかっていくようにしましょう。さらに肩までどっぷりつかるより
みぞおちくらいまでの半身浴にしておくと、水圧による心臓への負担を軽くすることができます。

●入浴前後に水分補給
発汗すると血液は水分が減って粘っこくなりますから
入浴の前と後にコップ1杯ほどの水を飲んで水分補給をしておくと安心です。

 

 

冬の醍醐味でもあるあったかお風呂タイム、
しっかり安全面を確認してから、ゆったりとお楽しみくださいnico

 

交通事故(むちうち)やケガでお困りの方も、
「学園前整骨院」
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