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食べる順番も、気を付けて。

2018.11.23

「食べ順ダイエット」や「ベジタブルファースト」なんていう言葉、
聞いたことがあるという方もいらっしゃるでしょう。
食べる順番を変えるだけで血糖値の急上昇を防ぎ、ひいては肥満を防いで
糖尿病のリスクを減らすことも出来るということで、最近注目されていますni

 

 

私たちは食事をすると血糖値が上昇し、
インスリンというホルモンが分泌されて
血糖値を下げて、一定の状態に保っています。
血糖値が急上昇すると、からだは多くインスリンが必要だ!!と判断し
多量のインスリンを分泌し、急いで血糖値を下げようとしてしまいます。
急激に血糖値が低下すると空腹感を感じます。
食後2時間程度でお腹がすいてしまうという方は、血糖値の急上昇と急降下が原因として考えられます。 
野菜は食物繊維が多く、消化吸収に時間がかかる事から、血糖値の上昇が緩やかになります。
ヒトへの介入試験でも、野菜から先に食べた人とごはんから先に食べた人では
血糖値の上昇スピードに明らかに差があり、分泌されるインスリンの量にも
違いがある事が解っています。
食べ順としてお勧めしたいのは、野菜の副菜や温かい汁物から食事をスタートし、
メインの料理、そのあとに主食であるごはんやパン、麺類などという順番です。
食べる順番を変えるだけですから、今日からすぐに手軽に取り組めますねsnowman

野菜から先に食べれば、野菜の量は少なくても良いかというと、そうではありません。
野菜や海藻、こんにゃく、きのこなどに多く含まれる食物繊維をしっかり摂る事も重要です。
1日350g以上の野菜にプラスして、海藻、きのこ、こんにゃくなどを食卓にぜひ取り入れてください。
野菜には香り成分や苦みの成分などで抗酸化物質であるファイトケミカルも多く含まれています。
老化のもう一つのおおきな要因の酸化を防ぐ効果も期待できますから、野菜たっぷりは効果絶大です。

食事内容に注意するとともに、食後に軽くからだを動かすことは

血糖値の急上昇を抑えるもう一つの方法です。
あがった血糖値を下げるホルモンはインスリンしかありませんが、
筋肉を動かすことで筋肉にあるGLUT4というレセプターが
直接ブドウ糖を筋肉に栄養素として取り込んでくれるのです。
ランチは遠めのお店を選んで、食べた後にウォーキングをしたり

食後にかかと上げエクササイズなどで
大きな筋肉を動かすようにすると良いでしょう。
食後30分から1時間のタイミングを狙って15分~30分ほど歩くのがお勧めです。

 

ちょっとした工夫が、長く健康を保つことに繋がります。
血糖値を急激に上げない食べ方を心がけて、
食欲の秋を満喫しましょうねapplestrawberrymeal

 

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